2015-02-06

海外で生活すること

オーストラリア1年、マラウイで今3ヶ月経とうとしている海外生活を経て私が思うことを今回は綴ってみたいと思います。

多分マラウイでの生活を通してまた考えに変化があるかもしれませんが。




留学をすると周囲に伝えたとき、うらやましがられることもまぁまぁあった。

正直、留学するという気持ちを前から持っていなかった自分には、その言葉が響かなかった。

今ならその言葉を多少なり言われることも理解することは出来るようになった。

海外で生活すること、それは別世界である、と考えている人がたくさんいる。

否定したいわけではないけれど、思い違わないでほしいというのが私の意見。

決して海外で生活することは、別世界でも何でもない。

想像しているよりも、ずっと地味で平坦。

写真やメディアはいいところしか語らない、映(写)さない。

Facebookだって、悪いことや写真ばかりを挙げる人なんてそんなにいない。

どこにいても、生活に華やかさも何も潜んではいない。



もちろん海外で生活することで得られるメリットはある。

異文化適応能力、言語能力、ストレスマネジメント、日本人としてのアイデンティティetc

でも、わざわざ海外に出て行かなくてもこれらはある程度身に付けることは出来る。

(ストレスマネジメントに関しては、日本と海外で多少異なる気がしている今日この頃)

じゃあ、なぜわざわざ海外で生活をするのか。


*そこで生活を営む人たちと何か(協働)をすることは、自分もそこで生活をしなければ簡単に出来ることではない(と私は思っている)から。

*旅行では培えない人間関係を、日頃から構築することが出来るから。
(旅行先の出会いももちろん好きです)


というのが現時点での私が海外で生活することの最大限のメリットだと思っている。



じゃあ、自国と海外の間の仕事はどうなるんだよってっていう話にもなってくるような気もしますが…。

そこは、通信手段を通じてのコミュニケーション然り。そこから日々の信頼構築を行う必要がある。

通信手段は絶対ではないと思っています。だからこそ直接face to faceで生活も仕事もすることに意味が出てくる。



なんだか話がまとまらなくなってきましたが、つまりは、

どこにいても別世界はなく、全てが現実だということ。


現実は、地味で平坦、だからこそ、そこに尊さも同時にあると思う。


それが海外生活を通して分かったこと。
あと1年半ちょっとの海外生活でさらに考えを深めていきたい。


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2015-01-17

マラウイの歩き方 パート1

ガイドブックや情報が少ないマラウイ。

というわけで、“マラウイの歩き方”と題して、

旅行した先々を不定期ですが紹介していこうと思います!



今回は、北部編



★カロンガ(Karonga)

カロンガは首都リロングウェから大型バスで約10時間。
(と言ってもバスの接続上、ムズズで一泊は必要)

マラウイ湖沿いの中都市。
タンザニア国境が近いため、モノ・ヒトの往来が多く宿泊先も比較的多い街。


カロンガの街や人の印象は明るく、道々によって雰囲気が変わるところが個人的にはとても気に入りました。



そして、カロンガに赴任している隊員によるタンザニア料理巡りは最高でした。

ということで、料理紹介!

*コンドーレ
マラウイの主食はメイズから作るシマ。
コンドーレはキャッサバ粉からできたもの。食感、味共に異なります。
シマは比較的やわらかいですが、コンドーレは餅のように弾力があり、歯ごたえがあります。









*タンザニアスープ
プランテイン(甘くないバナナ)と牛肉の塩味のスープ。
牛肉は固めが基本なマラウイで、このスープに入ってる牛肉は柔らかく、
スープもラーメンの塩味みたいな感じで、お酒の後に最適!な感じのお味でした。


*タンザニアビール
マラウイはCarlberg、Chili等のビールがあるのですが、
今回は、Kilimanjaro、Safari、Castleの3種類を飲みました。
そこまで苦みもなく、飲みやすかったです。

*バラ
トマトと肉を煮込んだ料理(?)。
今回は惜しくも食すことが出来なかったので、次回リベンジ!笑

*チャンボ
マラウイ湖沿いにある、カロンガは魚もたくさんとれます。
チャンボはマラウイでよく食べられる白身魚の一種。
首都や任地でも食べたことはあったのですが、カロンガのチャンボは
身が詰まっていて、おいしさもピカイチでした(^o^)



近々中華料理屋もオープンするらしく、ますますカロンガの魅力が増えていきそうです!



★リヴィングストニア(Livingstonia)

カロンガからミニバスor長距離バスで1時間半くらいの場所(ムズズから約3時間~4時間)に
Chitimbaという小さい町があります。

そこから、マトーラ(車の荷台)もしくは車をチャーターし、険しい山道を登ること約40~50分。

Mushroom farmというロッジ、そしてその先にLukweというロッジがあります。

両箇所ともエコロッジでゴミはコンポストに、トイレもエコサントイレに、敷地内には菜園有りと
なんともマラウイとは思えぬほどの宿泊先でした。

どちらのロッジもオーナーが欧米の方ということもあり、センスが抜群!
(写真はすべてMushroom farm)






そしてそのロッジからマトーラ・車でさらに登ること30分強。
そこにリヴィングストニアという小さな町があります。


なんでも、1894年スコットランド人の宣教師リヴィングストンさんという方がミッション系の病院や教会、大学を作り、町を発展させていったようです。

なので、町並みがマラウイ、アフリカとは思えない雰囲気でした。

そして、欧米からの観光客の方々も多々。

リヴィングストニア大学


教会





私の任地が平坦かつ山が遠いということもあって、並木道があるリヴィングストニアで森林浴気分を味わえました。笑







さて、パート2はどこになるやら(..)

お楽しみにー!

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不便の中にあるもの

挨拶が遅れましたが2015年もよろしくお願いしますー!


去年の今頃書いたことと類似記事ですが、書き留めておきます。



冷蔵庫は家電の三種の神器と言えるほど便利なもの。

冷蔵庫が壊れて、

「あー、冷えた飲み物が飲めなくなるのかー」
「肉とか冷凍保存できないのかー」
「野菜、パンが腐るの早くなるなー」
(買い物に行く回数を増やして少量ずつ買うのかー)

等々、最初は思ったけれど、ふと、


家電を持つことは、先を見据えた行動をとること


につながるんじゃないかなと。


つまり

冷蔵庫で食料が保存できる=何日間かの献立ができる=何を買うか考えて買い物する=先を考える

という風になるんじゃないかなってぼんやり思いました。



便利ということはある程度時間の見通しを立てて生活する、仕事するということなんだなと感じています。

だからこそ、便利なことが少ないマラウイで、見通しを立てすぎず流れに身を任せるということも学んでいる今日この頃です。




ですが! 停電断水に関しては、ある程度の余裕(貯え)を持つことは大切です。

停電ならば、バウラー(七輪みたいなもの)で火を起こして料理をしたりお湯を沸かしたり。

バウラーはそんな何個も持っているわけではないので、クッカー、ケトルのように効率よくはいきません。


そして、停電によって貸与携帯、パソコンの充電がもたないということがなによりもひやひや。

うーん、連絡手段を途絶えないようにする、こういうところはまだまだ日本人。笑
(週1回JICAに安否確認の連絡をしたり、緊急時に備えるということもあって携帯を貸与されています)



私は水道がない家なので良いっちゃ良いのですが、同期の水道がある家の話や水道がある同期の家に泊まっていた時に、断水って、とてつもなく生活に支障をもたらすと強く認識。


だからこそ、水道があるなし関係なく、水をくむ場所を事前に知っておくこと、多少の水の貯えておくことはかなり重要。

そういう点は現地の人の方が長けていると感心してます。



電気、水が人間の生活を支える大きな柱だということ、それらが供給されることの幸せ、喜びを手に取るように感じられるこの生活、私は嫌いじゃないです。


便利の中に隠れてしまっていること、不便だからこそ気付くこと

それらにあとどのくらい出逢えるか楽しみ!



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2014-12-20

仕事と生活のプライオリティ

マラウイに来て強く感じること、それは価値観、プライオリティ      


アフリカンタイムという言葉があり、その意は、ゆったりのんびりとした時間のことを指し、悪く言えば、物事が計画通りに進まない、時間を守らないということらしい。


それは、グローバルスタンダードから見たら、信頼を得難く、発展を妨げる要因という風に捉えることも出来る。


違う側面から見るとどうか。


彼らは仕事よりも“生活”にプライオリティがあるように見える。
(もちろんバリバリ働く人もいるとは思いますが)

家事、畑仕事、ご近所さんとの会話、親戚との付き合い(冠婚葬祭etc)等々。

だから、生活で何かあれば仕事に遅れてきたり、欠勤するのは仕方のないこと。

それを日本人やグローバルスタンダードに当てはめようとするから、お互いにイライラしたりするのではないのかなと。
(確かに、遅れるなら遅れる、休むなら休むという連絡、コミュニケーションを怠るのはいかがなものかと思うところもあるけれど)


そして、時間をお金にするということではなく、労働(やったこと)に対してのお金という考え方も日本と違うところかなーと。だから、時間に追われたり、焦ったりしない。



どっちがいいとか悪いとかではなくて、違いをきちんと受け入れあうことが必要なんだろうなと感じている最近。



きっと“生活”することも大切な“仕事”





何をどう“仕事”と捉えるかの違いなだけなんじゃないのかな。


生活が成り立った上での仕事なのか、生活を成り立たせるための仕事なのか。


それは、お金がないと生活できないのか、なくても出来るのか、

そして、生活の“質”や知恵ということにも関わってくるような気もする。






この前とあるマラウイ人にこう聞かれました。
(ちなみに彼とは宗教ネタでディスカッションを交わしたこともあります(笑)これはまた別の機会に。)



「日本はどうやって(なぜ)発展することが出来たのか?」



私は何を思ったのか、


「生活よりも仕事を選んだから。仕事に対して、真面目に、厳しくなったから。etc

と答えてしまい。。。



後になって思うと、もっと良い言葉を選べたんだろうに。。。



マラウイ人(特に大家さん、配属先の人)と話をしてると、日本のイメージってきっといい部分ばかりしか伝わってないなーって。


だからってわけでもないけど、日本の表も裏も含めて、日本という場所を少しでも知ってもらいたいし伝えられたらなぁ、なーんて。



と、同時に自分はマラウイの表裏を知る期間になるんだろうな。

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2014-12-07

マラウイという国、そしてなぜ私がマラウイに

さて、色んな方に「マラウイってどこ?」「なんでマラウイ?」ということをよく聞かれるので、今回はマラウイの概要と協力隊応募の際になぜマラウイを希望したのか、私の要請内容をつらつらと綴ってみます。


まず、マラウイってどこにあるのかというと、

アフリカ南部に位置する内陸国。




タンザニア、モザンビーク、ザンビアに囲まれています。

面積:北海道と九州分。国土の20%はマラウイ湖(アフリカで3番目の湖)
人口:約1600万人(2013年)
言語:英語、チェワ語、トゥンブカ語、ヤオ語、その他部族語
宗教:約70%キリスト教、約20%イスラム教、その他
産業:約8割が農業(メイズ(トウモロコシの一種)、タバコ、砂糖、コーヒーetc
通貨:マラウイクワチャ
首都:リロングウェ



内陸国ということもあって、輸送コストが隣国よりもかかるので、物価はそこそこ。

首都は物がそろっていますが、高いです。でも、日本食を作ろうと思えば、醤油や料理酒等はあるので、お金を出せば作れます。(だし・みりんがないのが残念)

地方はどうなのかというと、私の住んでいる場所の物価は高くはないですが、選択肢自体が少ないです。例えば、野菜で常にあるのは、トマト、玉ねぎ、じゃがいも。

にんじん、ピーマンなんてものは滅多になく、遠出した際に買うといったような感じです。


少ない種類の野菜でもマラウィアン(マラウイ人の意)は毎日それを食べています。
シマ(マラウイの主食。メイズを粉上にして練ったもの。ウガリに近い)と共に。



観光地と呼べる場所もいくつかの国立公園(ライオン、キリン、シマウマはいないらしい)とマラウイ湖。近隣諸国と比べてしまうと劣ってしまい、観光客は少なめ。

そして、輸出しているものが、タバコ、コーヒー、砂糖と国際競争にさらされる品物ばかりなので、その変動性に国内経済も左右されやすい状態です。

人口もどんどん増えています。私の配属先のヘルスセンター(そんなに大きくないところ)でも月に60~90人生まれています。公的医療はすべて無料で受けることが出来ます。

ですが、財源がない上で無料にしているので、医療関係者はがんばっても昇級や増給ということがまずありません。つまり、モチベーションに繋がらず、患者を待たせることもお構いなしなことも多々。



細かいマラウイのことについてはまた別途書くことにして、どうしてはたまたマラウイを志望することにしたのかという話に移ります。



協力隊応募を考え始めたころ、どの国を希望国として応募しようか、グローバルフェスタという毎年東京の日比谷公園で行われる国際協力の大規模イベントに行き、探ることにしました。

グローバルフェスタでは、大使館、外務省、JICANGO等々多くの団体がブースを出しているので、情報収集にはうってつけの場所でした。

と言っても、やみくもに回るのではなく、あらかじめなんとなくですが、目星をつけておきました。


それが、マラウイ、スーダン、あと西アフリカ(確かカメルーンあたりだったはず)。


それで、それぞれのところをまわるわけですが、たまたま?優しいマラウイ人の担当の人がいて、「マラウイはThe Warm Heart of Africaだから、人がみんな温かいんですよ」という言葉を単純にも真に受け、「きっといい国に違いない!」と思い込みました。


そして要請一覧から、マラウイのコミュニティ開発局の要請内容に魅力を感じ、3つの希望国、要請内容をマラウイで揃え、場所だけ変えて応募するということに至ったわけです。
(2回目の応募だったこともあって、不合格になりたくないという気持ちも働きました苦笑)



二次試験の結果のふたをあけてみると、マラウイ!!飛んで喜びました。


・・・が、要請内容を見て、「げげっ」となるわけです。



なんと配属先は、“地域病院”

活動内容が、手洗い励行、安全な水供給、衛生教育・啓発活動、栄養改善、HIV/AIDS予防啓発、5S改善etc



(゜゜)


なんで…?苦笑


私が希望していた要請内容はというと、女性グループ支援、収入向上、成人識字教育、栄養改善etc

確かに、栄養改善同じ、対象もなんとなくは重なる。



いや、でも、私医療バックグラウンドゼロなのに大丈夫なのか?

合格通知と共に送られてきた補完研修の紙に目を落とすと、4つ。。。(詳細は技術補完研修の記事を)


そうか、経験がないから補完研修受けるってことか、と納得。


「医療バックグラウンドがないけど、何かできることはあるはず。」
「私がしたいこと(識字教育)と衛生は生活改善という意味できっと繋がるはず。」



と不安になっていた自分を鼓舞して、マラウイまでの道を進みました。


識字教育については、今度書こうと思います。




さて、マラウイでの残りの日々で何をどう組み立てていくか、これからです。



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Collateral Beauty

映画レビューを細々と始めてみようかと思います。 今回は「Collateral Beauty」(邦題:「素晴らしきかな、人生」)。 広告代理店を経営する主人公ハワード(ウィル・スミス)、カリスマ性もあり事業も軌道に乗っていた矢先に、最愛の娘を亡くします。 食事や睡眠...